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エルムステークス(GIII)

エルムSは、1988年に創設された900万下条件競争の「シーサイドS」と、900万下条件競争の「エルムS」が基になっていて、1996年のダート路線整備の一環として、別定の重賞競争である「エルムS」に統合、創設されました。第1回は函館競馬場のダート1700mで行われたものの、翌年の1997年に函館競馬場と札幌競馬場の、開催日程の入れ替えが行われた為、札幌競馬場のダート1700mに変更になりました。出走資格は、創設当時から、外国産馬と地方馬に開放されていて、現在まで続いています。レース名の「エルム」とは、ニレ科の植物の通称で、公園に植えられていたり、街路樹として植えられています。

エルムSは、9月に行われるダートの重賞競争ということから、秋の地方ダートG1を目標とする馬が、ステップレースとして利用することが多く、エルムSの勝ち馬には、1999年にエルムSを勝ったニホンピロジュピタが、翌月の盛岡競馬場で開催された、G1の南部杯を勝っています。また、2003年にエルムSを勝ったアドマイヤドンは、翌月の盛岡競馬場で開催されたG1のマイルチャンピオンシップを勝ち、さらに11月には大井競馬場のG1であるJCBクラシックを勝っています。さらにアドマイヤドンは、2004年のフェブラリーS、大井競馬場のG1レース帝王賞など、ダートのG1で6勝をあげています。他にも2004年のエルムS勝ち馬であるパーソナルラッシュも、翌月の盛岡競馬場のG1、ダービーグランプリを勝っています。このようにエルムSは、中央競馬、地方競馬ともにダートの今後を占う重要なレースとも言えます。

2012年のエルムSは、地方競馬も合わせてダートG1で6勝しているエスポワールシチーと、デビューから9戦6勝で、1番人気が8回という、ダート期待の競走馬ローマンレジェンドの争いが見どころでした。実際に1番人気のローマンレジェンドは単勝1.5倍で、2番人気のエスポワールシチーが単勝3.8倍となっていました。結果は、ローマンレジェンドがエスポワールシチーにクビ差の1着となり、馬券的には面白味のない決着でしたが、ダート界の世代交代を思わせるような、でも、まだエスポワールシチーも健在を見せ付ける、非常に面白い内容になりました。このようにエルムSは、ダート競争に興味がある方や、地方競馬に興味がある方には、非常に見どころが多く、予想にも参考になるレースになっています。

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